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2025年5月30日、カセングの中国・厦門工場および漳州工場において、それぞれの屋根太陽光発電所が系統連系を完了し、正式に稼働を開始いたしました。
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厦門工場‐1MW | 漳州工場‐2MW |
太陽光架台のメーカーとして、カセングは「クリーンエネルギーでより良い未来を創る」という企業ビジョンのもと、自社生産拠点に再生可能エネルギーを導入し、持続可能な製造モデルの構築を加速させています。
グリーン電力によるグリーン生産モデルを推進
今回稼働を開始した2拠点の発電設備は、総出力3MW、年間想定発電量約432万kWh、「自家消費+余剰売電」のハイブリッド運用モデルにて稼働中です。
本プロジェクトでは、カセング自社製の太陽光架台、LONGi製の高効率パネル「Hi-MO X10」、そしてSungrow製の多機能インバータ「SG150CX」を組み合わせた、ワンストップ型の太陽光ソリューションを採用。信頼性の高い製品を組み合わせることで、品質と効率の両面で最適化を図り、高い発電性能と運用安定性を実現しました。
屋根構造に最適化された架台設計
各工場の屋根構造に合わせ、最適な架台システムを選定。厦門工場にはすべて折半屋根専用のアルミ架台を採用し、軽量性・施工性・耐久性を兼ね備えた構造で、工期短縮とコスト削減を実現しました。
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折半屋根太陽光架台 | 陸屋根太陽光架台 |
一方、漳州工場には折半屋根と陸屋根が混在する構造に対応するため、屋根の形状に応じた2種類の架台を導入。陸屋根部分には、穴あけ不要のコンクリート基礎を採用し、建物の美観や防水性にも配慮した設計を施しています。
設計・製造から施工まで、すべて自社完結
本プロジェクトは、設計、資材調達、製造、施工指導に至るまで、すべてカセングの自社チームが担当しました。完全自社施工による太陽光発電所の構築は、企業としての実行力とシステム提案力の証であり、単なる製品供給を超えて、脱炭素社会の実現に向けた価値創出の取り組みでもあります。
カーボンニュートラルの実践を通じ、エネルギー転換を支える
カセングは、自社工場を起点とした「ソーラー×製造」モデルを通じて、業界のグリーントランスフォーメーションを牽引しています。厦門・漳州両拠点で生み出される電力は生産設備に直接供給され、「CO₂ゼロファクトリー」実現に向けた重要な役割を担います。また、本取り組みは、太陽光業界におけるサプライチェーン全体に対し、再生可能エネルギー活用の事例としての価値も提供しています。
カセングは今後も、太陽光発電を支える企業として、再生可能エネルギーのさらなる普及と持続可能な社会の実現に貢献してまいります。